2007

10.14

番人:国枝彩香

番人 (ビーボーイコミックス)番人 (ビーボーイコミックス)
(2007/10/10)
国枝 彩香

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国枝さんのカップリングは大概美形受なので、美形攻好みの自分とは好みが真逆なのがちょっと悔しいのですが、それでもこの作家さんはストーリーテラーで今回も楽しみにしていました。
そしてその楽しみを裏切らない一冊だったと思います。
「すっきり」楽しむものではありませんが、その不安定な落ち方は深い余韻を残します。
それにしてもすごい表紙。エロくせええええっ(笑)! あ、耽美か。

最後に入っている話がまたすごいんだけどね! 著者があとがきで自画自賛していますが、全くBL界にとっても深い意義があったんじゃないかと思うよ、ある意味。
「番人」
胤彦みたいな屈折し過ぎたツンデレが大好物です。 しかも一番不憫な子って絶対胤彦だったと思うよ…。斎原夫人からも「愛情」は受けていなかったわけだしね。
それにしても胤彦は折角のツンデレ・エロ美青年なので加納ともっといろいろ見せて欲しかったところ。
正直霞じゃ萌えられないしね!
結局のところ加納が一番ミステリアス。 彼の感情如何によってはこの話「切ない話」なのか「怖い話」なのか、それともどちらも含むのか。
判断がつきかねるところですが、それも独特の余韻となっているように感じます。
ところで「番人たちはその役目を終え、館を後にした」という最後の言葉が妙に気になって。
館に繋がれていたのは実は胤彦本人ではなかったのか? その番人こそ、加納だったのでは?
死後も敷地内に埋められ館に残り続ける胤彦こそ囚われの身なのではないでしょうか。
だからこそ加納は最後に霞を生という籠から解放したのではないか…などと考えてしまいます。

「Show Me Heaven」
このコミックスの中で普通にハッピーエンドと呼べるものはこれくらいかも。
っつか他がいろいろ濃いので箸休めっぽい感じ(笑)。

「空の裏側」
大変に脆いものの上に築かれている二人の幸福。
本編とおまけカットの差がすげー切ないという…。

「めぐり逢い…COSMO」
不細工特集で読んでいたにも関わらず、このコミックスに収録されていたということでまたも衝撃をうけました。
とにかくこの作品については読んでみれば分かるよ…としか。
関係ないけどこの作品の兄ちゃんも胤彦っぽい性格なんだよね。だからクラウスas加納、ゲボラーas霞で読むとちょっと萌えるよ! ←ムリヤリ過ぎ。

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国枝彩香「番人」


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2007/12/19(水) 00:55:19 | 一日一やおい



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