2007

02.26

花のある生活:門地かおり

花のある生活 / 門地 かおり

一番面白かったのは短編の「褪せる」。エロいんですがなんていうかちょっとサイコホラーっぽい。
受攻カップルの一方を主人公にするのではなく、受の弟視点にしたことで非現実的な状況がかえってリアルに怖い。この話のリンク作の「密室」「ねじ」あたりは自分なりに構築した現実がふいに壊されていく感じで好きです。
いや、エロいんで読む人を選ぶとは思いますが中井英夫とかその辺りを少し思い出しました。あと古き良き少女漫画とか。昔の少女漫画って結構普通に耽美ホラーっぽいのありますよね。ベル薔薇の文庫本に収録されていた番外編みたいなのもなんかサイコっぽかったし。
本編は門地節というか変な日本語と突飛な妄想がざくざくごろごろしていて笑えます。先輩の妄想世界の独白が絶妙におかしい。あからさまにおかしい「トキメキ大臣」やらビッチ語ダジャレのオンパレードは勿論ですが 「これ以上興奮したならば 俺は俺のジョン君が邪魔で歩きにくかろう」って。「〜ならば、〜だろう」の構文を使った英文の和訳みたいだよ! 不自然すぎてツボ。

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    2007

02.26

吸血鬼と愉快な仲間たち:木原音瀬

吸血鬼と愉快な仲間たち Holly NOVELS 吸血鬼と愉快な仲間たち Holly NOVELS
木原 音瀬 (2006/12/15)
蒼竜社
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まだカップリングが不明という感想をあちこちでみかけたので続編が出てから読もうと思ってたのに結局読んだ。我ながらどうなんでしょうね。堪え性のないヤツ。
主人公の未完全な吸血鬼のアルがすごくかわいいです。すぐ泣くし。吸血鬼になったせいで人間的な生活を送ることが出来なくなったアルが暁や忽滑谷に拾われてからいろいろなことに挑戦していくところは自我が芽生え始めた子供のようです。「役に立ちたい」とか一々一所懸命で可愛い。暁も偉そうで素直じゃなくて子供っぽく、二人とも相当アホなので子犬の兄弟のようです(笑)。
二人よりいつも一枚上手っぽい忽滑谷が今後どうなるのか。
こういう軽いミステリっぽいノリは好きなので続編が出たら読むとは思うんですが、受攻違ったら軽くショックだなー、と。正直このままくっつかなくても面白いのになー。




関係ないけど蝙蝠見たことないっていう人が知合いに居てちょっと驚いた。普通に街中とかでも夕方飛んでるんですけどね。所謂「たがそれ」なんて言われる時間帯に空を見上げてみると案外飛んでいるものです。

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    2007

02.22

コンティニュー?:いつき朔夜

コンティニュー? コンティニュー?
金 ひかる、いつき 朔夜 他 (2006/05/09)
新書館
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この作家さんの「八月の略奪者」が面白かったので。いずれ「八月の略奪者」の方の感想も書きたいと思いますが恐竜好き・トカゲ好き・博物館好きの自分はあっちこっちに話が飛んでしまいそうです。

リストラされて困った受が攻と愛人契約をしてしまうというあらすじ自体はBL的にはよくありがち(?)な感じなんですが、会話や心理描写が的確でテンポがすごく良いです。二人のお初のときの「言うことを聞く」なんてあたりの描写や二人の時代劇ネタとか妙に好きで序盤から掴まれてしまった感じ。
変な言い方ですが社会人が書いた描写だなあというのがしみじみ分かるお話というか、ちょっと小説的な強引な展開はあるものの、仕事や周囲の人間の書き方に生活感やそのキャラの主義主観が見られて堅実な作風だと感じました。ラノベからミステリ・サスペンス系にデビューした乃南アサさんみたいな感じになっても面白いかなあと。なんていうか脇キャラもちゃんと立っているので恋愛以外にもいろいろなタイプのお話を読んでみたいと思いました。同時収録の続編に出てくる会社の人たちが個性的なんだけれど「ああ!居る居る、こういうものの言い方する人!」って感じで台詞からイメージが浮かぶんですよね。
あと金さんの挿絵って今までちょっと苦手(受が可愛すぎて好みじゃなかったんですが…)だったんですけどこの挿絵はぴったりでした。美里ちゃんがすごく可愛い!!
そうそう、子供の描写や親としての心情が極自然でお母さん作家さんなのかなとちょっと気になってしまった。

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    2007

02.06

黄昏に花:樹生かなめ

黄昏に花 黄昏に花
樹生 かなめ (2004/07)
大洋図書
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すごく変な話なんですよね、まあ好きなんですけど(笑)。ラベンダー書院シリーズとか極楽浄土はどこにあるとかは全く合わなかったんで樹生さんの本は避けていたんですが、オヤジ受・年下攻だったので気の迷いで挑戦してみたら妙な雰囲気で楽しめました。良くも悪くも枯れています、いろいろ。
攻が無理やり押し倒してしまうような展開なのですが、受けるオヤジが枯れすぎているために生々しくない感じ(いえ、言っている台詞はかなり生々しいんですが…)。あまつさえなんだかかわいいと思っている始末。
銀行の内幕とかオヤジ主役物語っぽいどろどろと描けそうな部分もさらさら流して淡々と描いているので、かえって二人のズレ加減に焦点が当たっていて面白かったです。萌とはベクトルが全く違うんですけどね。なんていうかこれもBLなのか。

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    2007

02.06

ラブロマンス・スウィートキス:夏水りつ

ラブロマンス・スウィートキス ラブロマンス・スウィートキス
夏水 りつ (2006/01/30)
芳文社
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うはははは。打ってみてしみじみすげえタイトルだ。
内容もタイトルに負けないくらい乙女でロマンチックな恋物語ですがエロシーンの受の顔が妙に色っぽいです(笑)。
これ系の絵やお話は自分の中では不得意分野だったのですが、登場人物が絶対不幸にならない安心感と恋ゆえか天然ボケな人々のほのぼの感がクセになります。
あとこの人の本はあとがきが秀逸なんですよねー。謎のデザートとかおっさん二人組みとか遭遇したいです。

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    2007

02.06

思い知れ。:佐倉ハイジ

思い知れ。 思い知れ。
佐倉 ハイジ (2005/01/29)
角川書店
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なんだろう。この人もクセになります。あとがきで脱力系と書かれていますがまさにその通りというような。脱力しつつ癒される感じです。
攻の本郷はちゃんと物を考えているようなんですがそれが面に出てこないので不条理な行動に見えます。その本郷に振り回される受の小川の思考が結構小市民的でものすごく分かり易い(笑)。財布を置いて先に出て行かれてしまうエピソードのあたりとか変にツボで…「一刻も早く返したい」って分かる、分かる!
しみじみとまとめるのかと思いきや最後に必ず脱力ギャグで落とすあたり、なんだか作者の漢気を見るようです。

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    2007

02.06

指先の恋:直野儚羅

指先の恋 (スーパービーボーイコミックス)指先の恋 (スーパービーボーイコミックス)
(2007/11/01)
直野 儚羅

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「抱きしめたくない」のオヤジ受にはまり必死に探したときはどこにも無かったのにブクオフにお正月ふらりと寄ったら100円コーナーにあって脱力。っつか普通に手に入るようにどうにかして欲しいなあ、リブレ様。
受の舞鶴は予想以上に乙女でロリロリなオヤジでびっくりしましたが、特殊能力の持ち主なので。攻の那珂川君がカッコイイじゃないですか、理想的な攻眼鏡ですね。特に傷を負っているときがカッコイイという…(笑・包帯萌えってわけじゃないはずなんだけどなあ)。設定や事件も結構面白かったのでエロシーンを少し控えめにして話を書き込んで欲しかったなあと思うのは贅沢? とはいえ攻がちゃんと「気持ち良さそうな色っぽい顔」しているエロで好きなんですが! …あ、我ながら、イタイ…。
BLじゃないんですけど、那珂川君のお姉さんと付き人さんが気になって仕方がない。っていうか山下一家とか脇キャラが本筋と関係ないところで気になるくらいかわいいです。かわいいといえばカバー下の那珂川君と戯れる鳥もめちゃくちゃかわいいー。

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